〜盲腸線探訪〜 第2回 鶴見線①

盲腸線探訪

鶴見線①:鶴見から海芝浦・大川へ

 鶴見線は、横浜の鶴見駅から工業地帯の様々な駅へと続く短いローカル路線です。しかし、その短さに反して、訪れる人々に多くの発見を提供してくれる魅力的な路線です。今回は、鶴見線の魅力を感じるために、海芝浦駅と大川駅を巡る旅をしてきましたのでご紹介します。

1. 鶴見線の概要

 鶴見線は、神奈川県横浜市鶴見区にあるJR東日本の路線で、全長10km程度の短いローカル線です。この路線は、鶴見駅から始まり、扇町駅、海芝浦駅、大川駅という3つの線に分かれています。工業地帯の輸送を支えるために建設され、現在では通勤客や観光客にも親しまれています。

2. 今回の旅の概要:鶴見から海芝浦と大川へ

 今回は、鶴見駅を出発し、2つの特徴的な終点駅である海芝浦駅大川駅を訪れる旅です。工業地帯と海の風景を楽しめるコースとなっています。

2.1 鶴見駅から海芝浦駅へ

 まずは、鶴見駅から鶴見線の旅がスタートします。鶴見線のホームは、京浜東北線のホームより高い位置にあり、対面式の専用ホームです。

 このホームは他の路線の喧騒から少し離れていて、ローカル線ならではの落ち着いた雰囲気が漂っています。古い案内板やベンチがあり、どこか懐かしい気分にさせてくれます。

 鶴見駅から乗車すると、目指すのは海芝浦駅です。電車に揺られて約10分、車窓からは工場の設備やタンクが見え始めます。そして到着する海芝浦駅は、まるで「海の上にある駅」のようです。

 駅のホームからは、目の前に広がる海の景色が楽しめます。湾岸線の鶴見つばさ橋も見えます。改札外には出られませんのでご注意ください。

2.2 海芝浦から浅野駅で乗り換え、大川へ

海芝浦駅で絶景を楽しんだ後、次は大川駅を目指します。

曲線の海芝浦行きホーム
浅野駅 海芝浦方面ホーム
夕暮れの浅野駅の扇町から鶴見方面行きのホーム

折り返しの電車に乗車し、浅野駅で乗り換え、武蔵白石駅で下車して徒歩で大川駅へ向かいます。

武蔵白石から徒歩で大川へ

 武蔵白石駅から大川駅へは徒歩で移動しました。

 大川橋からは、川沿いの工場設備や広がる工業地帯の景色を堪能できます。

大川駅の様子

 大川駅に到着しました。駅はとても静かで、まるで別世界に来たような感覚になります。

 平日でも列車は少ないですが、休日はさらに本数が少なくなるため、訪問する際は時刻表を確認しておくと安心です。また、万が一電車に乗り遅れた場合は、大川駅付近から川崎行きの臨港バスが運行しています。鶴見駅には戻れませんが、バスを利用すれば川崎駅方面へアクセスできますので、次の移動手段として便利です。

大川駅から鶴見駅へ

 大川駅でのんびりと過ごした後、鶴見線に乗って鶴見駅へ戻ります。短い旅ながら、工業地帯の風景と独特の駅の雰囲気を楽しめる鶴見線は、鉄道ファンにはぜひ一度体験してほしい路線です。

3. 鶴見線末端2駅を訪れて

 今回の旅では、鶴見駅から海芝浦駅、大川駅という2つの終点駅を巡りました。短い路線ながら、海景と工業地帯の風景を楽しめる鶴見線は、鉄道ファンにとっては魅力満載の路線です。都会の喧騒から少し離れて、のんびりと過ごす時間は、日常の疲れを癒してくれることでしょう。

 次の休みには、鶴見線の旅に出かけてみてはいかがでしょうか?

 新しい発見と美しい風景が、あなたを待っています。

 今回は時間の関係で行けませんでしたが、次回は扇町を訪れたいと思います!

 鶴見線②へ続く

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